トリキュラーは肌トラブルにも効果あり!?

トリキュラーは肌トラブルにも効果あり!?低用量ピルであるトリキュラーはどうしても、避妊のために使うというイメージが先行してしまいがちです。
実際問題として、避妊のために使われるというケースが多いというのもその理由のひとつといえます。
ですが、このトリキュラーは避妊以外にも、さまざまな用途で活用されているのをご存じでしょうか?

こちらのページでは、肌荒れやニキビの予防といった肌トラブルの改善にもトリキュラーが使われていることについて詳しく紹介していきたいと思います。
トリキュラーには、実はこうした効果もあるというのを把握しておくことで、幅広い用途で活用できるようになるので、是非参考にしてください。

肌荒れの原因は?

紫外線肌トラブルの悩みを持つ女性は多いですが、その中でも肌荒れはどういった原因で起きてしまうのでしょうか?
そこで、まずは肌荒れの原因から紹介していきたいと思います。

肌荒れの原因としてよく言われるのが

紫外線
乾燥やマスクでのムレ
間違ったスキンケア
栄養バランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れ

上記のようなことです。

紫外線や乾燥、ムレや間違ったスキンケアなどは肌のバリア機能を低下させてしまったり、皮脂の分泌が過剰になって肌荒れが起きてしまいます。
栄養バランスについては糖質や脂質の多い食材、カフェインや香辛料などの刺激物が多い食べ物や飲み物を摂りすぎてしまうと、皮脂の分泌が過剰となって肌荒れの原因となってしまいます。

また、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことで肌荒れに繋がる場合もあります。
女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は肌の調子を整える作用がありますが、プロゲステロン(黄体ホルモン)は皮脂の分泌を促進してしまいます。特に強いストレスを感じたり、生理前などはプロゲステロンの分泌が増えるため、生理が近づくと肌が荒れやすくなるという方も少なくありません。

このように、肌荒れの原因は非常に幅広いため、適切にケアを行っていくということが重要になります。

肌荒れを予防したり改善するには?

日傘多くの女性を悩ませる肌荒れですが、適切に対策や改善をすることで対策することができます。

紫外線を避けるために日傘の使用や帽子を着用する
乾燥を避けるために保湿する
ムレを避けるために通気性の良いマスクを使用する
糖質や脂質の過剰摂取を控える
カフェインや刺激物の過剰な摂取を控える
ストレスを解消する

上記のように、前に紹介した肌荒れの原因を作らないことが基本的な対策法となります。

もちろん、すべての対策を全て同時に取り入れるといった必要はありません。
肌荒れの原因は人によってバラバラですし、上記の内のひとつが原因となっている場合もあるので、自身の肌荒れの原因を適切に把握して、自身に必要な対策を取り入れるようにしましょう。

ただし、複数の原因で肌荒れになっているような場合もあるので、上記の中からひとつだけ対策をすればよいというわけではないという点には注意が必要です。

複数の原因が思い当たるというような場合には、思い当たる複数の原因それぞれに対して対策をとるようにしましょう。そうすることで効果的に肌荒れを改善へと導くことが可能となります。
その上で、無理のない範囲で取り入れられる対策を取り入れることで、肌荒れの予防などにも繋がります。

トリキュラーも肌荒れの予防や改善に役立つ

トリキュラー低用量ピルであるトリキュラーは、肌荒れやニキビの改善にも使われています。
とはいっても「低用量ピル=避妊」というイメージは根強くあるため、いまいちトリキュラーが肌荒れやニキビの改善に使われるといわれてもイメージできないということもあると思います。

ですが、現在では日本以外の様々な国でも、トリキュラーが避妊以外の肌荒れやニキビの治療に用いられているのです。

そうなってくると、疑問となるのはやはりトリキュラーがどうして肌荒れやニキビの改善に効果を発揮するのかということでしょう。

低用量ピルであるトリキュラーはホルモンバランスを整える作用があります。
その結果、肌荒れの原因のひとつであるホルモンバランスの乱れを改善へと導きます。
特に生理が近づくと肌荒れ気味になるというような方の場合には大きな効果を実感できるかと思います。
皮脂の分泌を促すプロゲステロンと肌を整えるエストロゲンのバランスが整うことで、健康的で美しい肌となるわけです。

低用量ピルは避妊のための薬というイメージはどうしても強いですが、実はこうした肌荒れやニキビの改善といった女性の悩みに対しても効果を発揮してくれるので、一石二鳥や一石三鳥といった沢山の嬉しい効果を得ることができたりするのです。

肌荒れの一種であるニキビっていったい何者!?

ニキビのタイプ肌荒れの一種であるニキビの悩みは大きな悩みになることもあります。
ニキビは大きく分けて思春期ニキビと大人ニキビの2種類に分類することができます。
これらは、その名の通り思春期にできやすいニキビと、20代以降にできるニキビという分類で、それぞれニキビができる原因が違ったりします。

思春期ニキビは過剰な皮脂の分泌によって、皮脂が毛穴に詰まってできるニキビで、大人ニキビは化粧品や古い角質などが毛穴を詰まらせてできるニキビになります。
また思春期ニキビは皮脂の分泌が多いTゾーンにできやすく、大人ニキビは乾燥しやすい顎や頬などUゾーンにできやすいという特徴があります。

そして、それぞれのニキビは、進行度によって下記の4種類に分類することができます。

白ニキビ
黒ニキビ
赤ニキビ
黄ニキビ

最初は、毛穴が過剰な皮脂や古い角質、化粧品などで詰まることで白ニキビとなります。
その後も皮脂が分泌され、毛穴が開いて毛穴部分の皮脂が酸化して黒くなったものが黒ニキビです。
そして、ニキビの中でアクネ菌が皮脂を糧にして増殖し、炎症を起こした状態が赤ニキビ。
赤ニキビから更に炎症が広がり膿が溜まった状態が黄ニキビとなります。
黄ニキビになると、毛包の壁が壊されてニキビ跡になってしまう可能性が高くなります。

大人ニキビを予防したり改善する方法は?

大人ニキビ大人ニキビができた後に適切に改善策をとれば、傷跡も残らないようにきれいに治すことは可能です。
しかし、適切な対策を取らなければニキビは進行していき、最終的にはニキビ跡が残ってしまって、肌が凸凹のクレーター状の取り返しのつかない状態になることも。

だからこそ、ニキビができてしまったという時には速やかに改善してくことが必要不可欠ですし、そもそもニキビができてしまわないように日頃から予防しておくということも重要になります。

大人ニキビを予防する方法としては

十分な睡眠
食生活の見直し
ストレスの発散
適切な洗顔
油分の少ない化粧品を使用

といったものがあげられます。
睡眠や食生活、ストレスの発散などは、肌の生まれ変わりや皮脂の分泌などを正常化することで大人ニキビを予防する方法になります。
そして、適切な洗顔は、余分な皮脂を洗い流しながら肌のバリア機能や潤いを保った状態にしてニキビができにくい状態にする効果があります。
また、油分の少ない化粧品を使ったり、メイクは肌への負担が少ないクレンジングで綺麗に落とし切るといったことでも、大人ニキビの予防に繋がったりします。

適切な予防や対策をしておくことで、大人ニキビそのものを防いだり、できたとしても速やかに改善へと導けるので把握しておくようにしましょう。

何故トリキュラーが大人ニキビの予防や改善に役立つの?

何故トリキュラーが大人ニキビの予防や改善に役立つの?ホルモンバランスが乱れてしまうことで、皮脂の分泌が過剰になってしまい毛穴を詰まらせてニキビの原因となるケースは珍しくありません。実際、生理前になるとニキビができやすくなる人は多いのです。

低用量ピルであるトリキュラーが、肌荒れ改善に役立つ理由としてはホルモンバランスを整えるためでした。このホルモンバランスを整える効果は当然ながら大人ニキビの予防や改善にも役立ってくれます。
トリキュラーがホルモンバランスを整えて、皮脂の分泌を促すホルモンが減少し、肌を整える効果を持つホルモンが増えることで、自然とニキビを予防したり改善することができるわけです。

トリキュラーは上記のように、ニキビができてしまう原因そのものに対してアプローチするからこそ、特に生理前などのホルモンバランスが崩れるタイミングでニキビができるという方にとって非常に大きな効果を発揮します。

ただし、ニキビの原因が生活習慣や食生活の乱れなどが原因となってしまっているような場合には、十分な効果に期待できない場合もあります。
そのため、そうした時には生活習慣の見直しや食生活の見直しなどが必要になるという点には注意が必要です。

肌荒れやニキビ対策にトリキュラーを使う方法

服用肌荒れやニキビ対策としてトリキュラーを服用する場合の用法用量は基本的には避妊のために使う場合と変わりはありません。

そのため、1日1錠を毎日決まった時間に服用するだけです。
トリキュラーは錠剤ごとに服用する順番が決められています。そのため、トリキュラーを服用する場合には、順番を守って服用するという必要があります。
この順番を守って服用しなかった場合には、十分な肌荒れやニキビの改善効果や避妊効果を得ることができなくなってしまうだけでなく、副作用リスクが高まってしまう場合があります。

トリキュラーは21錠タイプと偽薬を含んだ28錠タイプがあり、それぞれ継続服用する日数が違います。

21錠タイプ…21錠を1日1錠服用し21日経過後は7日間の休薬期間を設け、2シート目の服用を開始します。
28錠タイプ…28錠を1日1錠服用し、29日目からは2シート目を服用します。

普通に避妊の時と同じように服用をするため、肌荒れやニキビの改善を行うときも避妊効果を発揮します。

そのため、妊娠を希望しているというような場合には、トリキュラーを肌荒れやニキビの改善に用いるというのは適していないといえます。
逆に、普段別の方法で避妊をしているというような場合には、トリキュラーで避妊効果も得ることができるようになるので、ニキビや肌荒れの改善と避妊をトリキュラーひとつで全て解決することができるため、一石二鳥となります。

トリキュラーは肌荒れやニキビ対策以外にも使われる

生理痛低用量ピルであるトリキュラーはこちらのページで紹介したように、肌荒れやニキビの改善に役立つため、クリニックなどで処方されたりしています。

ですが、トリキュラーは肌荒れやニキビの改善よりも避妊に使われるケースが多くなっています。
その他にもトリキュラーは生理痛やPMSの改善、生理周期の移動などにも活用されています。

トリキュラーの低用量ピルであるトリキュラーはさまざまな用途で使用することができるようになっているので、常備しておいて必要に応じて使うといったことも有効だと言えます。
ただし、その場合は使い方に注意する必要があります。
避妊や肌荒れ、ニキビなどの対策に使う場合は服用方法などは変わりませんが、生理周期の移動のために使う場合は用法用量が違っています。

そのため、いざという時のためにサッと取り出して使うという方法はトリキュラーには向いていません。
基本的には、妊娠や肌荒れなどに備えて予防的に毎日服用して21日の服用後は休薬期間をおくといった流れになります。
服用方法に関して難しいという部分はありませんが、要とによって多少変わる点や、毎日継続しなければ十分な効果を得られないという点には注意して活用するようにしてください。

まとめ

こちらのページではトリキュラーについていろいろな情報を紹介しました。

トリキュラーが肌荒れに有効な理由
肌荒れやニキビに対する用法用量
ニキビ対策以外のトリキュラーの用途

といったことについて詳しく紹介してきました。

低用量ピルであるトリキュラーはどうしても避妊に使われる薬というイメージが強いですが、実際には肌荒れやニキビなどの女性ならではの肌トラブルの改善にも活用されています。
そのため、生理前など女性ホルモンの変化によって肌荒れなどが出やすいという方は是非一度トリキュラーを活用してみてはいかがでしょうか。